ぐっさんルーム

30代独身男性が語る車と写真とその他いろいろ

【第29夜】卒業検定

(2012年当時の話です)

回りくどいことは抜きにして結果をまず報告します。

この通り、みごと合格することができました!

2月11日から通い始めて約3ヶ月。
指導員からボロクソ言われて辛い時もありました。
上手くなったと誉めてもらえて嬉しい時もありました。
様々な思い出を胸に私は今日をもって教習所を卒業します。

ありがとう!教習所!
ありがとう!指導員の皆さん!
バイバイ!




おっと、このまま終わってしまう所でした。
それでは今日の卒検の様子を振り返ってみたいと思います。

卒業検定

朝8:30に教習所のロビーに集合。
私の他にも卒検を受けると見られる人がちらほらいます。
前のモニターには『卒業検定を受ける方は8:40に放送があります』というメッセージが映し出されています。
時間になるまで緊張を紛らわすために、iPhoneでWeb巡り。
主に卒検関係のサイトを見ていましたが、合格できなかった人のブログを見ていると余計に不安になってきたのを覚えています。
直前に見るもんじゃ無いですね。

そうこうしているうちに8:40丁度に放送が入りました。
『本日、卒業検定を受験される方は2階第2教室に集まって下さい。』
何人かの人が席を立ち、ぞろぞろと歩いて階段を上って行きます。
私も置いて行かれないように後に続きました。

まずはその教室で卒検の流れの説明とグループ分け、コース決めを行いました。
教室に集まったメンバーは合計12人。
大型が4人と普通車ATが4人、それに普通車MTが4人です。
思った通り、ATは女性ばかりでMTは男性ばかりでした。

コースは大型、AT、MTの各メンバーの中で一番先頭に座っている人(=教習生番号が一番若い)がどのコースがいいのかを選びます。
選ぶと言っても選択肢は1,2,3,4という数字だけなのでどれがどのコースなのかさっぱり分かりません。
MTの先頭は3コースを選択しました。

一番目の人が3コース、二番目の人が4コース、三番目の人が3コース、四番目の人は4コースになります。
私は最後尾に座っていたので4コースに決定しました。
その後、各コースの経路が記されている地図を渡されました。

コースは検定員が指示してくれるので覚える必要はありませんが、覚えていた方が次にどこで曲がるのか分かるので余裕を持って運転できます。
なので皆必死に地図とにらめっこ状態。
さらにこの地図の右下には路上から帰ってきた後の教習所内で行う検定項目の「縦列駐車」または「方向転換(左・右)」が記されています。
私の地図には「縦列駐車」が記されていました。
もう機械的にやるだけなので縦列駐車の方が楽で良かったです。

地図を覚えた後は再びロビーで待機。
しばらくすると検定員の人がやってきました。
我々MT組の検定員は今までの指導員の中では一番気が合う「魔神ブウ」に雰囲気が似ている人でした。

検定はまず前半2人が車に乗り路上と教習所内で検定を行います。
それが終わったら後半2人が同じように車に乗り路上と教習所内で検定を行うという流れ。
私は後半です。

というわけで後半2人は前半が終わるまでロビーで待機。
1時間くらい掛かると言われ、まさかそんなに掛からないだろうと思っていたら本当に1時間くらいロビーでずっと待っていました。
そうして前半と入れ替わる形で私ともう一人縦縞の服を着た「ストライプ君」が車に乗り込みます。

まずはストライプ君が先に検定を受けます。
私は後部座席でストライプ君の運転を見ていましたが、発進するときのアクセル操作が優しい。
アクセルをほとんどふかさずに静かに発進しているのが印象的でした。
私はアクセルをふかしすぎてブーン!とうるさいくらいに音がしてしまいます。
さらに安全確認や右折左折も奇麗にこなし、私が見る限りまったく問題ありませんでした。

さて最後は私の番です。
発進前の準備段階もチェック対象に入るのでいつもより念入りに準備しました。
そしていざ発進!
しばらくはならし走行でその後、検定員の指示に従って車を走らせます。
路上は特に人や車が多い訳でもなく、さらにこの4コースは駐車車両も少ないので非常に走りやすかったです。
しかしいくつか「しまった!?」というようなことがありました。

まずは信号が黄色の状態で交差点を右折。
しかしこの時は黄色になったときにはすでに交差点に進入してましたし、後ろの一般車も右折しようとしていたのでもうそのまま走るしかなかったです。

もう一つは急ブレーキ。
制限速度50km/hの道を50km/hジャストで走っていると前方の信号が急に黄色に変わりました。
このままでは交差点に突っ込んでしまうので、後ろに車が居ないのを確認して結構な急ブレーキを掛けました。
それでも停止線を少し超えてしまいました。
このとき私の頭の中には検定前に検定員が言っていた言葉が浮かんできました。

『信号が黄色になったときは出来るだけ止まるように。そのまま突っ込んだらあかんで。もし止まったときに停止線を超えててもバックしたらええから。もし後ろに車がいてバックできないようだったらバックしようとする意思を見せてくれればいいから。』

慌てずにギアをバックに入れて、後ろに車が居ないのを確認して停止線の前に後退しました。
実はこんなことは今までの教習では一度もなかったので、信号で止まったときに停止線を超えていたときの対処法は頭の中に入っていませんでした。
しかし直前の検定員の言葉を聞いて『もしかしたらあるかもしれない』と再度頭に叩き込んでおいたのです。
今回はそれが功を奏した形になりました。
でもそもそも前方の歩行者用信号が赤になったのを把握していればこんなことにはならなかったんですけどね。

さてそんな路上が終わった後は教習所に戻ってきて縦列駐車を行いました。
このポールがこの位置に来たら止まってハンドルを目一杯回して・・・と完全に機械的に行いました。
まあ当然ミスなく縦列駐車クリア。
これですべての検定が終了です。

てっきり検定後に検定員から減点となった行動を教えてもらえると思っていましたが(終了検定の時はそうだった)、なぜかなく、変わりに「二人とも合格点に達してるから大丈夫やで」とまさかの合格発表。
いやいやいや、ここでそれを言いますか!?
いや嬉しいけど、ここでそれを言いますか!?

そんなわけで本来ロビーのモニターで発表されるはずだった合否が、全然心の準備が出来ていない内に予想外に早く知ることになりました。
うーん、嬉しいけどなんか不完全燃焼。
もっとドキドキしたかったのが本音かな。

その後は合格した人に対して、免許センターで試験を受けるのに必要な書類を受け取ったり、注意点などの説明がありました。
そして最後に卒業証明書を受け取って帰ってきました。

さてこれで教習所でやることは全てやり終えました。
後は免許センターでの学科試験に受かれば念願の免許証を手に入れる事が出来ます。
次回は未定ですが、来週には受験しに行こうと思っています。
それまでに100点を楽勝でとれるように勉強!勉強!