日本三大秘境の一つとして知られる「祖谷(いや)」に一人旅で行ってきました。
【一日目】大歩危渓谷の絶景と祖谷渓温泉を堪能
大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)
まずは四国のほぼ中心に位置する大歩危小歩危へ向かいます。
ここは吉野川の激流によって作られた渓谷で、エメラルドグリーンの川面と両岸の断崖の美しさが相まった景勝地です。
大歩危小歩危を観光するのに選んだ場所は「道の駅大歩危」。
祖谷周辺は三大秘境の一つとして言われるだけあって狭い道が多いですが、この道の駅大歩危は車でも行きやすい場所にあります。
私が行った日も多くの観光客が来ており、車やバイクで駐車場が9割ほど埋まっていました。
ここには渓谷だけでなく「妖怪屋敷」もあるので、お子さんでも楽しめると思います。
ちなみに11月中旬に行きましたが、紅葉には少し早かったです。たぶん11月下旬~12上旬が紅葉には良さげですね。
また吉野川沿いを走るトロッコ列車による観光ツアーもあるみたいです。
あと注意点として11月頃はカメムシが多いです。
ここでも10匹ほど見かけましたので虫が苦手な方は注意してください。
祖谷渓温泉(いやけいおんせん)
大歩危の絶景を堪能した後は今夜の宿である「祖谷渓温泉ホテル秘境の湯」へ向かいます。
道の駅大歩危からホテル秘境の湯までは車で約15分ほどです。
山道ではありますが普通の道路なので特に走りにくい道ではありません。
いつもは和室を選びますが今回は洋室のシングルルームを選びました。
洋室のシングルルームが良かったからというのではなく、そのプランだとお得に美味しい料理が食べられるからという理由です。
とはいえ部屋は狭いですが窓からは祖谷の山々を眺められるので、秘境感はたっぷりです。
さて宿に着いた後はさっそく温泉に入ってリフレッシュ。
もちろん露天風呂もあります。
ここの露天風呂は今まで入ってきた温泉の中で一番ぬるぬるした泉質でした。
そりゃもうボディーソープ洗い流し忘れた?!と思うくらいのぬるぬる具合でしたよ。
効能としては、神経痛、腰痛、肩こり、冷え性、皮膚炎などに効果があるみたいです。
そしてお待ちかねの晩御飯は、阿波牛の石焼、ぼたん鍋、アマゴの塩焼きなど大変美味しゅうございました。
【二日目】日本三大秘境の一つ「祖谷のかずら橋」に挑む
二日目。まずは朝食の前に朝風呂を満喫。
鳥のさえずりを聞きながら露天風呂で朝の陽ざしを浴びるのもいいですね。
その後はホテルの朝食を満喫し、さっそく次の目的地へ向かいます。
奥祖谷二重かずら橋
まず向かった先は祖谷の山奥にあるまさに秘境と呼ぶにふさわしい「奥祖谷二重かずら橋」です。
良く見るかずら橋はひとつの橋ですが、こちらはその名の通り二つのかずら橋が掛かっています。
ただし、かなり山奥にあるためそこに至るまでの道のりは結構ハード。
私の泊まったホテルからだと、車一台がぎりぎり通れる幅しかない山道を片道1時間ほど走る必要があります。
しかも地元の車や工事のトラックも割と通るため常に緊張感が付きまといます。
さらに今絶賛工事中の道が多く、時間帯によっては通行止めになったりさらに険しい山道を5kmほど迂回させられることもあります。
大きな車や初心者ドライバーの方は気を付けてください。
山道を抜けると奥祖谷二重かずら橋に到着。
ここには男橋(おばし)と女橋(めばし)の二本あり、夫婦橋(めおとばし)とも呼ばれます。
また近くにロープを引きながら渓流を渡ることができる野猿(やえん)というロープウェイのようなものがありますが、現在故障のため使用禁止となっていました。残念!
ここは入場料550円掛かりますが、山奥にあるせいか観光客は少なく、かずら橋も渡り放題。何度でも往復できますし、川辺まで降りることもできます。
ちなみにここは12月~3月までは冬季休業なので、今年行きたい方はお早めに!
祖谷のかずら橋
奥祖谷二重かずら橋を満喫したあとは祖谷のかずら橋へ向かいます。
こちらは観光地として整備されているので、それほど山奥まで行かなくても来れるので観光客がたくさんいました。
駐車場も付近にたくさんありますが、おすすめはかずら橋夢舞台の道路を挟んで向かいにある駐車場です。
たぶん付近で最安値300円でした。
なお、こちらも渡るのに550円掛かりますが一方通行の一度しか渡れません。
ただし奥祖谷と比べるとこちらの方が橋の規模が大きく、地面までの距離も高いため迫力満点!楽しめることは間違いありません!
ちなみにこの後は「祖谷渓の小便小僧」にも行く予定でしたが、予想以上に山道の運転で疲れたのと時間が掛かってしまったため今回は断念。
祖谷のかずら橋の近くにある「かずら橋夢舞台」でお土産を購入して帰宅。
長距離と山道の運転は疲れましたが、それ以上に久しぶりに大自然を満喫してリフレッシュできました!