ぐっさんルーム

30代独身男性が語る車と写真とその他いろいろ

【第25夜】ドライブデート?いやいやセット教習だよ

(2012年当時の話です)

第2段階
学科 06, 07, 01
技能 13

今日は前日の夜から雨が降り続く中での教習です。
まず午前中に学科を2時間受けました。
1時間目の内容は『適性検査結果に基づく行動分析』でした。
教習所に入った日に受けた適性検査。
その結果を分析するとあなたはこのような危険な行動を取る可能性があるので注意しましょう、という内容でした。
適性検査には色んな項目があり、その項目ごとに注意すべきことを映像で見ましたが、どの内容もかなり大げさに表現されており、「これはないやろ!」的なものばかり。
逆にそれが面白いところでもあったので、眠くなることもありませんでした。
まあ担当の先生が映像の音声と被るのもいとわず話をはさんできたのであまり映像に集中できませんでしたけどね。

2時間目は『人間の能力と運転』。
はじめにだまし絵を見せられて、『この絵がどのように見えるのか?』を全員に聞いていました。
みんなだいたい同じものが見えたと答えていました。
私も見えているものを全て答えましたが、実は誰も気づいていなかったものがその絵に隠れていたのにはみんな驚きました。
そこから人の目は騙されやすいし、人によって見えているものが異なる。
だから運転中も、こっちが危険だと思っていても向こうはそう思っているとは限らないので注意しましょうね。ということを先生は熱弁していました。

さてお昼休みをはさんで次は午後の部。
まずは技能の13教程目、『セット教習』です。
この教習は『2人か3人の教習生が1台の車で代わる代わる運転を行い、その運転内容について後でここが良かったとかここが危険だったなどとディスカッションするもの』という内容。
今回は私と若い女性の2人で行いました。
どちらが先に乗るかをじゃんけんで決定した結果、私が最初に乗って、途中で女性に交代することになりました。
普段は1人で行っている発進前の点検も今回は共同で行います。
私が車内で前照灯などのライトを操作し、女性が外でそれを確認する。
点検結果は問題無しということで女性は運転席の後ろ、となりに指導員が乗り込んでいざ発進。

どうやら女性の方がAT限定(名簿や手帳の色が違う)らしいので、今回はAT車での教習です。
普段はMT車での教習なので操作が若干異なりますが、こういうこともあろうかと事前にAT車の操作方法についてもテキストを見て復習していたので無問題なのです。
指導員以外の人を後ろに乗せるのは終了検定の時以来、今回で2度目です。
さらに女性を乗せるのは初めてということで、いつも以上に慎重に運転しました。
ルームミラーで後ろを確認するたびに女性の姿が見えるのは新鮮でしたね。
まあ隣には男性の指導員が乗っているのでデートという気分にはなりませんでしたけど。

教習時間の半分が過ぎたくらいで運転交代。
停車可能な場所に止まり、後部座席に居る女性と運転交代です。
後部座席に座るとそわそわして落ち着かないのはなぜでしょうか?
流れる風景を楽しむことも無く、まるで自分が運転しているかのように前後左右の確認をしてしまいます。
別に女性の運転が下手というわけではないですし、このセット教習を行っているということは、少なくともそれまでの教習で復習項目は全て消えているわけですから。
むしろ私の方が下手じゃないか?というような場面もいくつかありました。

そうこうしている内に教習は終了。
次はさきほどの運転内容についてのディスカッション。
場所も初めて行く『ディスカッションルーム』なる部屋で行われるようです。
さて、どんなディスカッションになるのかな?と思っていましたが、初めに事故現場の悲惨な映像を見せられました。
その後も指導員が写真を見せて、「この状況ではどんな危険が予測出来るか?」という問いを出されました。
しかも我々が答えるのを待たずにその指導員がどんどん正解を言うものだから、ディスカッションらしいディスカッションは一切無くこの時間を終えてしまいました。
なんか拍子抜けですね。
活発な議論を期待していたのに。

煮え切らないものを感じたまま本日の教習は終了。
次回は1週間後の4/28(土)。
気づけば教習所に行くのも最短で後4回です。
それが終われば運転免許試験場での試験に受かれば晴れて運転免許を取得することが出来ます。
2月の11日から始まったこの『免許取得までの道のり』もいよいよ終わりが見えてきました。
最後まで気を抜かず頑張って行きます!